はじめに

こんにちは、中途採用チームのKです。

皆さんは「健康経営」や「人的資本経営」という言葉を耳にしたことがありますか? 社員一人ひとりがイキイキと活躍できる組織づくりを通して、生産性向上や業績拡大を目指すための経営戦略で、企業経営における重要度が年々高まっています。

今回は、そんな「健康経営」と「人的資本経営」を通じてクライアントの成長を支援するために新設されたウエルネス推進事業本部の事業本部長にインタビューを行い、仕事内容や新規事業ならではの面白さについて教えていただきました。

プロフィール

ウエルネス推進事業本部 事業本部長
1990年に毎日コミュニケーションズ(現:マイナビ)へ新卒入社。当時発行されていた就職情報誌『毎日就職ガイド』のユーザー獲得広報を皮切りに、法人営業や企画開発・運営など25年にわたり新卒採用領域でキャリアを重ねる。 2015年からは、コンプライアンス・内部統制部門、人事部門で要職を歴任し、2024年1月よりウエルネス推進事業本部の事業本部長に就任、事業部全体の責任者として手腕を発揮している。

人材の価値向上に業界の垣根は関係なく、無限の可能性が広がっている。

(採用K)早速ですが、ウエルネス推進事業本部の概要について教えてください。

(K・T)私たちは、健康経営・人的資本経営をベースに、企業・医療機関・介護事業所の価値向上や従業員ウエルネスを推進することを目指しています。

具体的には、企業の健康経営・ウェルビーイングを推進するためのソリューション提供のほか、医療機関の専門職採用の支援(RPO)やプロフェッショナル人材の紹介を行う『マイナビ医療・介護経営』、企業間留学や出向を支援する『マイナビ企業間留学』『マイナビ出向支援』などを総合して『マイナビ健康経営』という法人向けマッチングサービスを展開しています。

(採用K)業界内での立ち位置や市場の将来性について教えてください。

(K・T)2023年10月からスタートした『マイナビ医療・介護経営』をはじめ、多くのサービスがまだ立ち上げフェーズにあります。そのため、各サービスともに業界内で確固たるポジションを築くところまで至っていませんが、その取り組みには大きな使命があります。

例えば現在人口が減少していく中で、「越境学習」「リスキリング」という言葉があるように「既存従業員の底上げ」「労働力のシェア」が必要な時代を迎えています。業界・企業という枠を越えた人材交流はますます進んでいくことが予想され、「マイナビ企業間出向・留学」など、業界・企業の枠を越えた人材交流支援にいち早く取り組んできたマイナビとしては、しっかりその時代の要請に応えていく機会だと思います。

(採用K)そういった状況の中で「マイナビの強み」はどこにあると思いますか?

(K・T) 医療機関・介護事業所・一般企業それぞれにこれだけの取引先を持つ企業は、日本でも非常に貴重な存在です。様々な業界・市場の間にある隙間を繋げることができる可能性を持っている事こそがマイナビの強みだと思います。

例えば、介護業界と一般企業はまったく無関係のように見えますが、社員が働く中で、両親や家族の介護に直面することがあるかもしれません。「介護に専念するために退職します」と優秀な人材が離職してしまっては、企業にとっても大きな損失です。

一見、結びつかないような点と点を結びつけること、それを不可分な関係にすることでこれまで以上の価値を創造できる土壌にあるのがマイナビの可能性です。

私は、ビジネスの本質は「つなぐ」「シェアする」「価値の交換」にあると考えています。特に「つなぐ」は、就職・転職・進学などさまざまな領域で私たちが育んできたビジネスモデルそのものです。

健康経営、人的資本経営に業界は関係ありません。「何と何をつなげると、どのような価値や効果が生まれるのか」を的確に捉え未来を切り開くビジネスを生み出していきます。

“本当の無形商材”だからこそ身につく力がある 

(採用K)ウエルネス推進事業本部で働くやりがいや面白さはどこにありますか?

(K・T) 「マイナビ=無形商材」というイメージがあるかもしれませんが、実は本当の無形商材というのは意外と少ないんです。例えば、求人広告の提案営業は、会員数・PV数・反響数といったスペックを提供している側面があり、明確な味付けがされている商材です。

私たちの仕事は、クライアントの現在や未来の課題に対して最適なソリューションをオーダーメイドで提供しなければなりません。「どのレベルを目指すのか」や「何をもって成功とするのか」という答えをクライアントと共に探すところからはじまります。

さらに、プロダクトも課題をストレートに解決してくれるものではありません。成功のイメージをクライアントに持っていただくためのプレゼンテーション能力や、例えて言えば食材段階からどのような料理にするか、というサービスをコーディネートする能力が必要になります。

これらの能力は簡単に身につくものではありませんが、それこそが介在価値になりますし、自己研鑽と成果が比例していく事が、この事業部で働く面白さだと思います。

(採用K)プレゼンテーション能力やコーディネート力を身につけて成長できる環境ということですね。チームの雰囲気についてはいかがでしょうか?

(K・T) チームの雰囲気ですが、年齢の近いメンバーが集まっているのでコミュニケーションの距離感は近く、このあたりは他の事業部とも共通しています。一方で最近はキャリア採用の方が多く入社されていることも影響しているのかもしれませんが、私自身が着任してみて「良い意味でマイナビっぽくないな」と感じる人材も目立ってきましたね。

(採用K)活躍中のメンバーに共通する資質のようなものはありますか?

(K・T) マイナビ全体に当てはまるかもしれませんが「せっかち(スピード)」「しつこい(粘り強さ)」「あつかましい(踏み込む勇気)」の3要素は大切です。スピードを意識して行動できること、粘り強く取り組めること、時には相手に踏み込む勇気をもっていることなど、ベースはエネルギー量の豊富な人。そのベースの上に探求心や創造性などの個性が加わり、結果として多様なタイプの人が活躍しています。

つなぐ、シェアする、両立する、その先に未来が見える。 

(採用K)今後の事業部が描く方針やビジョンについて教えてください。

(K・T) 私たちウエルネス推進事業本部は企業と企業、企業と人材をつなぐ存在であるとともに、さまざまな両立を推進することをテーマとしています。

仕事と子育て、仕事と介護、仕事と学び、など誰しもがいくつもの両立をしながら生活をしていますが、その両立の質を高めることが人生の充実度を高めることにつながります。そして、その両立の先に、豊かな社会、豊かな未来が創造できると私たちは考えています。

また、少子高齢化による人口減少にともない、国内のさまざまな市場が縮小していくことも予想されています。市場と市場のすき間が大きくなっていく中で、そのスキマを埋め、繋ぎ、価値を生む「Hubバイザー(媒介者)」としてのポジションを確立し、未来が見える社会をつくる推進力になっていきます。

(採用K)最後に、マイナビへの入社を目指す求職者にメッセージをお願いします。

(K・T) マイナビは大きな組織であり、完成度の高い事業も多いですが、私たちの事業部はまだスタートしたばかりです。歴史があると「過去にそれを試したけどダメだった」と可能性を排除してしまうこともしばしばありますが、私たちは積極的に可能性を探っている段階です。

創業期ならではのワクワクを体感しながら力をつけていきたいという方には、刺激のある環境です。これから道を共に創っていく方と出会い、未来を共に語りたいと考えています。皆さんのご応募をお待ちしております。

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ウエルネス推進事業本部

※所属を含む掲載内容は取材当時のものです。