はじめに

こんにちは、中途採用チームのNです。

マイナビでは「挑戦と成長のサイクル」を実現するため、社員が自律的なキャリア形成と能力開発ができる機会づくりを進めています。その一つが「社内公募制度」で、会社からの指示ではなく、自らの意思で応募して他事業部に異動できる仕組みです。

「広報部」というと皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか? どういう仕事をしているか、具体的にはなかなかイメージが湧きづらい方も多いかもしれません。

今回は、社内公募制度でまったくの未経験(支社営業)から広報部へ異動して気付いたことや、仕事の面白さ、そして苦労をどう乗り越えたのかを聞いてみました。

プロフィール

社長室 広報部広報3課 課長
 大学卒業後、地元新聞社の広告営業部門へ就職。「もっと成長できる厳しい環境へ!」と思い2017年12月にマイナビに中途入社。『マイナビ転職』の広告営業として埼玉県で約3年勤め、2021年4月より栃木県で課長に就任。その後2年間営業課長を務めたのち、2023年4月に広報部へ社内公募で異動。 

社内公募への応募

新卒からずっと営業一筋で仕事をしてきましたが、30歳を目前にしたころに、「環境を変えて、新しい仕事にチャレンジしてみたい」と思うタイミングありました。「30代は専門性」なんていう言葉も聞きますが、今までの経験が活きて、かつ専門性が身に付く仕事がしたいと思い、社内公募に応募をしました。

キャリアアップのために転職も一瞬考えましたが、マイナビの文化や風土は好きでしたし、専門職種を30歳の未経験で雇ってくれる会社がなかなかない現状は理解していたので、社内公募を活用しました。

ほかにもDX、経営企画、事業推進、広告宣伝……など、興味を惹かれる部署がたくさん募集をしていましたが、前職も含めてずっと「広告」というものに携わって生きてきたので、今度は「広告」ではなく、「広報」の手法を使って物事をPRできるスキルや経験を身に付けたいと思い広報部の門を叩きました。

もともと営業をしていた支社では上司にも部下にも恵まれていたので、離れるときはさみしかったです。恩もとてもあったので、「ぼく、公募受けます!」って直接上司に言ってから応募もしました。快く送り出してくれた皆さんには感謝しかないですね。

異動してのギャップ

栃木支社から本社、男性だけの職場から女性が多い職場、営業経験7年から広報未経験、全員知り合い⇒知り合いゼロと、職種のみならず場所も環境も全て変わりました。

自らが希望しての異動なので当然頑張るしかないのですが、ただ予想の数倍大変でした。応募するときから分かってはいたんですけど。

30歳で営業である程度成果も出ている中での異動でしたから。年下のメンバーに一日に何度も「すみません、ここが分からないのですが……」という質問をするのは、結構心にきました。自分はこんなことも出来ないのかって(笑)。

でも、分からないことだらけなのでプライドも捨てて聞くしかなかったです。そんな中でも唯一の救いは広報部の皆さんが、嫌な顔一つせずに丁寧に教えてくれたことです。未経験から異動してくる人が多い部署なので、気持ちを分かってくれたんですかね。

広報の仕事の面白さ

営業のときは正直、売上だけを追い求めていました。どうすれば売れるのか、部下に何をすれば彼らが売上をアップさせることができるのかを、毎日考えて営業をしていました。

広報は、とにかくやることが多様です。メディアからの取材対応、プレスリリースの作成・校正、記者向けイベントの企画・運営、社内報の執筆、コーポレートサイトの改修、社内イントラや社内システムの改修、危機管理広報などなどです。

異動してきた当初は「こんなことも広報の仕事なの!?」と何度も思いました。自分は7年間売上だけを追い続けてきたので、真逆の仕事スタイルがとても新鮮で日々楽しいです。

その中でもメインの業務は「社外広報」ですかね。先日初めて自分の担当した調査リリースがテレビニュースに取り上げられたときは、嬉しくて思わず録画してしまいました。

「広報」は「広告」ではないので、メディアが興味を持たないと掲載されません。「この法改正があるからメディアが興味持ちそう」「SNSでいま、これが話題だから取材のフックになりそう」など、正解がない中で考えながら仕事をするというのが楽しいですね。

今後に向けて

未経験からのチャレンジで学ぶことばかりですが、毎日が新鮮で、異動してきて良かったなと思っています。

私が広報部でバリバリ活躍することで、社内外問わず多くの人にマイナビという会社のことを知ってもらい、「マイナビって素敵だな」「広報って面白そう!」と思ってくれる方が少しでも増えると嬉しいです。