はじめに
採用担当のYです。月間PV1億超を誇るニュースメディア『マイナビニュース』の人気コンテンツ『TECH+』では、企業のIT活用をテーマとしたさまざまなジャンルのビジネスセミナーを開催しており注目を浴びています。 今回はこのビジネスセミナーを運営するチームのメンバー3名に集まっていただき、その人気の秘密に迫りました。※取材・撮影は、感染防止に配慮した現場環境にて実施しております。
紹介してくれる人
(K・H)※写真左 コンテンツメディア事業本部 メディアセールス統括本部 営業・制作第1統括部 イベント部 部長 元大手ベンダーのSE。IT系出版社を経て2007年にマイナビに中途入社。企業向けIT情報の編集を8年経験し、その後『IT Search+』を立ち上げて編集とセミナーの両方を担当する。現在はセミナーがメインとなりイベント部の部長職としてメンバーを率いる。 (R・N)※写真中 コンテンツメディア事業本部 メディアセールス統括本部 営業・制作第1統括部 イベント部 イベント企画2課 課長 前職では広告代理店で営業職に従事しアミューズメント領域を担当。情報を発信する側に関わりたいという思いを叶えるため2013年にマイナビに入社。営業職、制作職を経て2019年より現職の企画2課長に就任。 (R・I)※写真右 コンテンツメディア事業本部 メディアセールス統括本部 営業・制作第1統括部 イベント部 イベント運営1課 2018年にマイナビに新卒で入社。当時のトラベル事業部(現法人ソリューション事業部)でプロモーションを経験し、2019年10月にニュースメディア事業部に異動。その後、即戦力性を買われて2020年8月に現部署へ。その優しそうな風貌とは裏腹に、学生時代に空手とボクシングで日本チャンピオンを経験した武闘派。本日はよろしくお願いします。皆さんが所属されているイベント部では、どんな業務をされているのですか?
(K・H)ここは私が代表してお答えします。私たちの部署では”“企業のIT活用”をテーマに、さまざまなジャンルのビジネスセミナーを企画・開催しています。例えば毎年2月下旬~3月上旬に開催している「情報セキュリティ事故対応アワード」はセキュリティ業界で認知度の高いイベントです。また、年2回開催している「データ活用フォーラム」「働き方改革フォーラム」はどんどん規模が大きくなってきていますし、リアルセミナーとして実施していた「プレゼンテーション講座」や「Google Analytics活用講座」は応募者多数で抽選という状況です。 また、各界の著名人を講師として招くセミナーも毎回人気です。 こうしたセミナーを年間20本前後行っており、延べ10,000人ほどを動員しています。本日お集まりいただいた皆さんは、その中でそれぞれどんなお仕事をされているのですか?
(K・H)私は部長職としてセミナーの企画から集客、当日運営、スポンサー対応、スポンサー向け納品データの提供など幅広い業務に関わっています。予算達成に向けて、集客目途が立ちつつスポンサーが協賛しやすい企画を考え、後は安全に運営していくことが大きな役割ですね。一方で記事の掲載も担当しており、取材・執筆・編集・掲載作業などもやっていますよ。 (R・N)私は企画課の課長として、さまざまなセミナーの企画をしています。やることはすごくたくさんあって、講演者の選定から打診、調整。セミナーのプログラム、販売価格の設定、集客にはどんなメディアを使うのか、どんなメッセージで訴求するのか…。そして営業部門に向けての販売促進も大切です。実際に販売するのが営業なので、意見の刷り合わせも必要になります。もちろん原価管理もしっかりやらないといけません。 (K・H)企画課ではいま4半期単位で企画しているのですが、その企画の立案前に営業担当者全員と面談して、どういうことをやりたいかを個別にヒアリングしています。それぞれの意見やアイデアを尊重し、できるだけ望む形で実現してあげたいなと考えています。 (R・I)私は運営課の所属ですので、セミナーの運営回りをメイン業務にしています。セミナーの企画部門から企画書を開示されたら、協賛企業様にセミナー開催までの準備要綱やスケジュールなどを作成します。また、協賛企業様のお問い合わせの窓口としてアテンドをしています。セミナー開催当日には会場の設営やセミナーの進行周りを担当しますし、終了後は納品データを作成して営業に公開する開催レポートを作成し、協賛企業様に納品する作業もあります。セミナーの立ち上げから終了後までずっと携わっている感じですね。 (R・N)I君の仕事は本当に多岐にわたっていて、イベント部全体を下支えしてくれています。仕事では日々忙しくしている一方で、プライベートでは空手の若手指導にも励んでいて…オンもオフも充実しているよね。なんといっても空手とボクシングで元日本チャンピオンだものね。そうなのですね! すごいですねぇ。 そういう競技での経験っていまどこかで活かせていたりしますか?
(R・I)はい。小中高と競技をやっていて、どちらも日本チャンピオンになりました。すっかり有名になった総合格闘家をかつて倒したこともあるという(笑)。いまは指導的な立場でかかわっているのですが、先日教え子が全国3位になりました。 経験がいまに活かせているか…どうでしょうか、例えば考え抜く力っていうことで言えば、昔から空手でもボクシングでも「どうしたら上手くなるのだろう? どうしたらパンチのスピードやテクニックが上手くなるのだろう?」っていうことに対して常に頭を働かせていたのですが、いまの仕事でも「どうしたら業務がうまく進んでいくのだろうとか、どうしたらこの業務を早く効率的に対応できるのだろう」と常に頭を働かせているという点は、空手やボクシングから学んだことかもしれませんね。なるほど、そういうことがもう身に沁みついているのでしょうね。 ところで皆さん、そうしたお仕事をされる中で意識している点や心掛けている点ってどんなことですか?
(K・H)私は責任者として手掛けるセミナーにおいて、参加したいと思えるか、面白いと感じてもらえるか、参加して”持ち帰れる”ノウハウがあるか、といったことに注力しています。結果として日本社会が良い方向に動く内容にするため、よりクオリティの高いセミナーを企画・運営したいと考えています。 (R・N)私は企画担当として、当たり前のことですがセミナーの目的、参加者のペルソナ、心理を明確にし、参加者に何を伝え、どんな行動(認知や資料請求)を起こしてほしいのかを見据えるように心がけています。そのためには潮流、近未来、業界動向や法改正などの時事ネタ、永続的な顧客の課題と解決策などを盛り込むことが大切だと考えており、YouTtubeやインタビュー記事、著書、テレビでの取材などの発言を見聞きして「これだ」と思う方をリスト化しています。 (R・I)私はなによりクライアント満足度を上げることが目標です。そのためレスポンスの速さや臨機応変かつ柔軟に対応することを大切にして日々の業務に取り組んでいます。具体的には、スムーズにセミナーが開催できるよう事前準備に主に力を入れたり、終了後もアンケートデータを最短で提供することなどを意識していますね。この仕事の魅力ややりがいってどんなところですか?
(K・H)この仕事の魅力のひとつに、素晴らしい講演者の方との出会いがあると思います。どの講演者も素晴らしいノウハウを提供してくれますが、相性が良い講演者のお話を聞いたときには激しい共感で鳥肌が立ちます。そういった方々と出会えること、お知り合いになれることは大きな魅力だと思いますね。 (R・N)そうそう。特に一生懸命探した方の講演が素晴らしいときは喜びもひとしおです。当社セミナーで登壇した方が、その後メディアでお見掛けする機会が増えていったりすると、なんだかうれしい気持ちになる…あるあるですね(笑)。私の場合は協賛企業の思いと参加者のニーズとのバランスを取るところ。この調整はごまかしが効かず非常に難しいのですが、だからこそうまくできた時の達成感が大きくやりがいに繋がっていますね。そしてなにより視聴者の方々からの「良いセミナーでした。また開催してください」という声をいただけた時。何にも代えがたい喜びです。 (R・I)セミナーを通じて有識者の貴重なお話を聞けたり、迅速な対応をした際にクライアントから感謝の言葉をいただけることでしょうか。多くは地道な作業なのですが、ひとつセミナーが終わるごとに反省し、次のセミナーに向けて改善したりバージョンアップしたりすることに面白みを感じています。最後に今後の目標を教えてください。
(K・H)私たちが作り出すセミナーの価値をもっと高めていきたいと思っています。例えば世界的に有名かつ大規模な講演会『TED Conference』は、登壇することそのものが栄誉であると考えられていますが、私たちのセミナーもそう思っていただけるような、そんなプレゼンテーションの場を作っていきたいですね。 (R・N)今でも登壇依頼すると喜んで出てくれる方もけっこういらっしゃいますよね。そして当社のセミナー登壇をきっかけに、他のセミナーでも登壇依頼されるケースも増えているそうです。こうして登壇経験のなかった方にお声がけして、私たちのセミナーがきっかけで有名にしていくというのも、この仕事の面白さの一つ ではないでしょうか。 (R・N)私の場合、ちょっと抽象的ですが「人を動かすメディア」に成長させていきたいと思っています。セミナーに参加された方がポジティブなアクションを起こす、「あのセミナーがきっかけでした」と言ってもらえるようなコンテンを発信したいですね。 (R・I)私は個人としての目標と部署としての目標を掲げています。個人の目標としては、協賛いただく企業様に対して講演以外の付加価値を感じられる何かをご提供できることを目指していきたいということ、部署の目標としては、今はITがメインとなっていますが、いつかはBtoC向けの投資セミナーや暮らし系のセミナーなど多種多様なセミナーを発信できればと思っています。それぞれがそれぞれの立場で目標を掲げて、それに向けてチームとして取り組んでいく…このチームワークがセミナー好調の源なのかもしれませんね。本日はどうもありがとうございました。
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コンテンツメディア事業本部※所属を含む掲載内容は取材当時のものです。