はじめに

こんにちは、中途採用チームのYです。
転職を検討されている方にとって、入社後の研修制度は気になるポイントの一つではないでしょうか。マイナビでは社員の能力開発のために様々な研修コンテンツや学習ツールを用意しています。人事部の「人と組織の可能性を解放し、マイナビが未来に進む力になる」というビジョンのもと、どのような研修が行われているのか。今回は、人材育成課の皆さんに話を聞きました。

プロフィール


人事統括本部 人事部 人事チーム育成課の皆さん
(上の写真左から)T.K/2022年入社、H.F/2024年入社、S.S/2020年入社 C.Y/2016年入社、Y.A/2006年入社

※所属を含む掲載内容は取材当時のものです。

多彩なプログラムで戦略的な人材育成を実現

(採用Y)人材育成課の仕事内容について教えてください。

私たち人材育成課の主な業務は、社員向け研修や学習ツールの企画、運営です。以前は「研修課」という名称で、社員への学習機会の提供、研修制度の認知度向上をメインにしていました。これまでの取り組みで一定の認知を得られたことから、次のフェーズとして「マイナビ社員の戦略的な育成」を責務として、社員一人ひとりの持続可能な成長をサポートしています。具体的には「ポータブルスキルの強化」「次世代リーダーシップ開発プログラム」「リスキリング・アップスキリング」の3つを重要な軸として取り組みを展開しています。

(採用Y)人材育成課で特に力を入れている「軸」はありますか?

「ポータブルスキルの強化」を重視しています。ポータブルスキルとはプレゼンテーション力のようにビジネスで素地となるスキルです。この軸については、希望する方が積極的に学べるように力を入れています。 マイナビで働く社員には、将来的に異動や他職種への転換などを通じて色々な経験をしてもらいたいと考えています。「ロジカルシンキング」や「タイムマネジメント」といったスキルは営業職であれ、制作職であれ職種を問わずに持っていたほうがいいスキルです。 このようなスキルを身につけてもらうことで、社員一人ひとりが色々なことにチャレンジできる環境づくりに貢献したいと考えています。

(採用Y)任意で参加できる研修のラインナップが充実している印象です。

希望者が参加できる任意研修は毎年拡大しています。任意研修は「対課題力」「対組織力」「対自分力」の3つの要素にわけて階層別のコンテンツを用意しています。マイナビに限らず社会人として働く上で必要なスキルを網羅的に学べるようになっています。 ただ、階層別とはいっても役職による参加の制限は設けていません。課長が部長向けの研修に参加するといったことも可能で、次の役職や役割を見据えた「先取り学習」や復習を意図した「学び直し」の機会を提供しています。

(採用Y)研修以外にはどのような学習ツールがあるのでしょうか?

本の要約サービス『flier(フライヤー)』、マネジメントや経営戦略といったビジネス知見が身につく『グロービズ学び放題』が利用できます。 『flier』については、キャリア採用でご入社された方全員を対象にアカウントを付与しているので入社後すぐに利用できます。また『グロービズ学び放題』については、年数回ですが希望者を募集しています。申し込んでいただければアカウントを付与しますので、スキマ時間を活用して学びを深めていただきたいです。

(採用Y)資格取得支援制度の拡充も進められているとうかがいました。

『ITパスポート』や『国家資格キャリアコンサルタント』のほか100以上の資格で受験料補助あるいは祝金の支給を行っています。業務に直結する資格だけでなく、自己研鑽を目的とした資格取得も支援しているのがこの制度の特長です。研修に参加したことはなくても、資格取得支援を使っているという社員も多くいます。

実践的な学びをより多くの社員に提供したい

(採用Y)マイナビ社員の研修にする評価や満足度はいかがでしょうか?

マイナビでは年2回エンゲージメント調査を行い、会社に対する期待度と満足度の調査を行っていますが、その中でも研修制度に対する満足度は着実に向上しています。 また、研修では「業務に対して有用か」「業務で実際に使えるイメージができたか」といった実践的な学びを得られたかを重視してアンケート調査を行っています。いずれも社員からは好評で、一定の基準以上の研修を提供できていると認識しています。

(採用Y)実践的な学びを提供するために意識されていることがあるのでしょうか?

研修を企画するときは、ペルソナを必ず設定します。今回のターゲットはどのような社員で、課題として何を抱えていて、研修を受けることでどのような状況になれば目標が達成されるのか?きちんと考えた上で研修を設計していきます。各現場の状況を前提として、そこから逆算して研修を企画することによって、実践的な学びを実現しています。

(採用Y)これから人材育成課として実現したいことはありますか?

「いつでも必要なときに学習できるインフラ・プラットフォームの整備」です。現在の研修は、ライブ実施が中心で開催日時や実施タイミングによる制約があります。そのため、どうしてもスケジュールの都合で参加できない、キャンセルせざるを得ない社員がいるのが現状です。学びたい社員が学びきれないという状況を解消するためにも、必要な人がいつでもどこでも参加できる環境を整備していきたいと考えています。

(採用Y)キャリア採用で入社される方におすすめの研修があれば教えてください。

人材育成課が「受講推奨コンテンツ」としている研修がありますので、まずはそちらの受講をおすすめします。一方で、業務課題は一人ひとりによって異なると思いますので、ご自身の状況に応じて必要な研修にご参加いただければ構いません。

また、キャリア採用で入社する場合、会社全体の理解を深めたり、他の事業部門の社員とコミュニケーションをとったりする機会はなかなかありません。研修にはマイナビのあらゆる事業部から社員が参加しています。研修を一つのコミュニティとして捉えていただき、社内での人脈づくりに役立てていただきたいです。

(採用Y)最後に求職者の方にメッセージをお願いします。

マイナビでは、社員の成長イメージとして画一的な基準を設けていません。個々の強みや個性を発揮しながら、経験と学習のサイクルを回すことで、キャリアや人生をより豊かなものにすることが大切だと考えているからです。 今後、様々な経験やチャレンジをするためにも基礎的な能力、汎用的な能力はとても大切です。マイナビでは、ポータブルスキルが身につく研修制度を多数ご用意しています。学習意欲、成長意欲のある方は、ぜひ私たちの研修制度を有効活用して、さらなる成長を目指してください!