はじめに
こんにちは、中途採用チームのSです。
皆様が「マイナビ」と聞いたとき、何をイメージするでしょうか?就職、転職、アルバイトなど「人材」のイメージが強いかもしれません。そんなマイナビですが、実は「テックカンパニー」として変革の真っただ中。社内のIT部門を統合したデジタルテクノロジー戦略本部が中心になり、DX戦略を推進しています。
今回は、デジタルテクノロジー戦略本部の中でもRPAによる自動化や業務効率化を担う「オペレーション開発部」の二人に、進行中のプロジェクトやこれから実現したいマイナビの姿について聞きました。
※取材・撮影は、感染防止に配慮した現場環境にて実施しております。
プロフィール
(T・O) オペレーション開発部 部長
独立系SI企業でPG・SEを経験して2017年9月マイナビへ中途入社。入社後は、社内ポータルサイトの運用やID管理を担当し、2018年からRPA導入プロジェクトに参画。システム担当としてアカウント管理などのルール策定に携わる。以降、業務改善プロジェクトにメンバーやPLとして参画して現在に至る。
(R・S)オペレーション開発部 開発課
前職では業務システム開発、基幹システム開発に従事。「自社サービスに携わりたい」という思いから転職を決意。2023年1月マイナビへ中途入社。マイナビへの応募当初はWEB系を志望していたが、前職でチーム内の困っている人のために自動化作業を行っていた経験を振り返り、自動化業務に方向性を定め現在に至る。
エンジニアからみた「マイナビ」とは
(採用S)お二人はマイナビのどのようなところに興味を持ちましたか?
(T・O)前職では客先常駐型のSE・PGとして勤務していたのですが、スキルを伸ばすためにも自社サービスを持っているところ、社内SEを募集しているところを軸に転職活動していました。
マイナビは、提供しているサービスが非常に大きく、エンジニアに求められる役割も大きいこと、今まさに成長している企業であることに惹かれました。
(採用S)Sさんはいかがでしょうか?
(R・S)私もたくさんのシステムを触るより、自社サービスの開発に携わりたいと思い、事業会社をターゲットに転職活動をしていました。
マイナビは内定承諾前に社内見学をさせてもらったのですが、支給されている端末のスペックがすごく高くて「エンジニアの働き方にかなり力を入れている会社なんだ」と感じました。すべてのデスクにディスプレイが2枚あるので自分の端末と合わせて3画面で使え、オフィスも新しく、働く環境の良さはとにかく魅力的でした。
自動化ではなく「本質的な改善」を実現する
(採用S)オペレーション開発部のミッションを教えてください。
(T・O)
最大のミッションは「すべての業務を自動化して無人化する」ことです。
これからの社会では少子高齢化の結果、労働力が不足する可能性が高くなっています。既存事業を運営しているだけで人的リソースを使い切っていては、企業として成長が見込めません。そのためにも、システム化と合わせてルール整備や業務フローの改善をすることで、業務が半自動的に行える状況を目指しています。
具体的な事例としては「販売・売上管理のハイパーオートメーション化」があります。こちらは教育研修事業部の協力を得てPoC(概念実証)を進めているところです。モジュール化すれば社内標準として実装できるプロジェクトなので、将来的には他の事業部にも展開していきたいと考えています。
(採用S)ルール整備や業務フロー改善まで踏み込んで提案されているのですね。
(T・O)
そうですね。業務フローやルールは、変更・追加を繰り返す中でツギハギになり、不必要な作業が生まれることもあります。そのため、事業部の担当者と一つひとつ確認しながら業務フローを「正しい姿」にしていく必要があります。
とはいえ、社内には「目の前の課題をどうにかしたい!」という方もいらっしゃいます。そういった方々には、短期的にRPAを用いて自動化しましょうという提案をしています。
(R・S)現在は、自動化の依頼があった案件に対してヒアリングと技術選定、自動化開発を行っています。短いスパンで開発を行うため案件はさまざまですが、APIを用いてデータを取得して任意のWEBシステムに自動登録するといったものが多いです。
ヒアリングしていて感じるのは、マイナビには高いITリテラシーを持った方がさまざまな事業部にいるということです。「簡易的な自動化のスクリプトが書けます」という方や「Excelならちょっとしたマクロが書けます」という方など、私が想像する以上のスキルを持っている方が多いです。
(採用S)前職よりもユーザーと距離感は近いですか?
(R・S)前職でもエンドユーザーから直接お声がけいただく経験があったので、懐かしいような新しいようなという感じです。
マイナビに限らないかもしれませんが「業務として依頼するほどではない内容だけど、○○について教えてほしい」という質問がくることもあります。前職ではエンジニアの時間を使うのに上長の許可や手続きが必要ということもあったので、部署の垣根なくコミュニケーションが取れる環境にはいい意味でギャップを感じました。
総務部門の業務負荷を大幅に軽減
(採用S)その他にも具体的な事例があれば教えてください。
(T・O)
弊社では電子契約を導入しており、総務部門が中心となって稟議システムで電子契約の送受信を行い、契約締結の有無を管理しています。
自動化以前は、締結状況を管理するため複数のシステムをチェックする必要がありました。また、お客様に催促を依頼する、承認有効期限が過ぎてしまった電子契約を再送信する、といった業務をすべて手動で必要があり、業務負荷の高さが課題でした。
そこで、RPAによって電子契約の締結状況の確認、締結完了後の書類の保管、アラートの送信を一気通貫で行えるようにしました。総務部門の社員は「締結状況をスプレッドシートで確認する」ことがメインになり業務負荷を大幅に軽減できました。
結果的に契約締結までのタイムラグが短くなり、利用ハードルも下がったことで利用促進につながっていると感じています。
オペレーション開発部のこれから
(採用S)Sさんがこれから携わってみたい業務や案件はありますか?
(R・S)社内にまだまだ自動化できそうな業務がありますし、そもそも私たちの部署に依頼すれば業務を自動化できることを知らない方も多くいらっしゃいます。しばらくは今の自動化業務と「自動化の布教活動」に専念したいです。
将来的には、やりたい技術を採用しているプロジェクトに参画してみたいと思っています。「Node.js」や、フレームワークだと「Next.js」のようにモダンな技術を勉強したいですね。
(採用S)Oさんがオペレーション開発部として取り組みたいことはありますか?
(T・O)これまで慣例として行われてきた作業は見直し、大きな変化を求めながら業務を最適化したいです。発注書はこのシステムで作って、進行状況はこのシステムで管理して、どの企業の案件がどうなっていて、何を更新しなきゃいけないと考えている状況は好ましくないと思います。
最終的には、システムに入らなくてもチャットツールで情報が確認できて、承認できるという状況に近づけていきたいですし、実現しようとしています。システムが多いと面倒ですし「パスワードを忘れた!」というのもよくある話です。なるべくストレスのない業務をつくっていきたいですね。
テックカンパニー「マイナビ」の時代が来た
テックカンパニー「マイナビ」の時代が来た
(採用S)体制が変わって内製開発にも力を入れているそうですね。
(T・O)私の部署ではローコード・ノーコード製品を中心として対応できる部分は内製化することを考えています。
デジタルテクノロジー戦略本部全体としても内製開発を積極的に推進しており、まずは主要サービスから派生したシステムの内製化を行っています。将来的には、主要サービスを含めて内製開発を行えることが本部として大きなゴールの一つであると考えています。
これまでマイナビのサービスは、ベンダーや協力会社に開発を依頼するスタンスで、私が入社した当時はディレクション業務に強い方が多いというイメージがありました。現在はディレクション業務だけでなく、エンジニアとして技術力を持っている方も増えているので、大きな変革期だと感じています。
(採用 S)最後にSさんからマイナビを目指すエンジニアの方に一言お願いします!
(R・S)転職活動中の方にとって「マイナビ=IT」というイメージは、あまりないのではないでしょうか。私が入社した2023年からでもIT部門はどんどん大きくなっていますし、これだけの人材がそろっていれば、マイナビは『ITに強い会社』といえると思います。
マイナビなら技術も学べる、オフィス環境が整っていることも、この機会にぜひ知っていただきたいです!